令和3年8月5日(木)、姫路獨協大学薬学部にて、姫路市男女共同参画推進センターが主催する理工チャレンジ事業「ひめじリコチャレ応援2021」の第1回日程が開催されました。
このイベントは、理工系分野に興味がある女子中学生の皆さんが、将来の自分をしっかりイメージして進路選択できるよう、市内の大学を訪問し、理工系分野の実験を体験をするものです。
第1回日程は、薬学部中村隆典教授・天然物化学研究室が「江戸時代の外科医が考察した軟膏剤と、現代の軟膏調整を実際に体験してみませんか? 」と題して講義・実験を体験していただきました。
まず、全員白衣に着替えて、「生薬学の実験を体験してみよう」と題した講義で植物が持つ薬用成分とそれを薬として利用してきた先人の知恵の説明を受けました。
その後、天然物化学研究室に所属する女子学生らの援助を受けながら、バーナーを使って温度管理に注意し数種の成分を混合して、色の違いによる薬の出来具合の差を体験し、火傷・切り傷に効く紫雲膏という軟膏を作る作業に挑戦しました。
次に、実際の薬局内で行われている体験として、数種の軟膏剤を調合して軟膏壷に入れる作業に挑戦しました。
先生の説明や女子学生の実演を参考にして、要領よく作業を行っていました。
実習終了後、女子学生との交流会を実施し、学生食堂でランチ体験を行いました。
女子中学生からは「紫雲膏がちょっと時間がかかったけどとても楽しかった。ワセリンとか混ぜて作るのが楽しかった」「学校とかでは絶対できない実験がとても楽しかった」「実験で手伝ってくれるお姉さんたちがとても優しかった」「とても充実した時間でした!将来の選択肢にしようと思います」などの感想がありました。
開講日 | テーマ |
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