2021年10月9日(土)、姫路獨協大学 創立20周年記念ホールにおいて、姫路市・姫路獨協大学主催「医療系高等教育・研究 講演会」を開催しました。
JR姫路駅東部の「キャスティ21イベントゾーン」内に兵庫県、姫路市、獨協学園が整備している「県立はりま姫路総合医療センター(仮称)」及び「獨協学園 姫路医療系高等教育・研究機構」の2022年5月開設を見据え、地域医療連携法人はりま姫路総合医療センター整備推進機構理事長の木下芳一先生、獨協学園名誉理事長の寺野彰先生の講演を行いました。一般市民、本学学生ら120名を超える参加がありました。
なお、この講演会は、姫路市において2021年10月25日から10月29日に開催される「WHO(世界保健機関)西太平洋地域委員会」の関連イベントとしても企画されました。
『兵庫県立はりま姫路総合医療センターについて』
地域医療連携法人はりま姫路総合医療センター整備推進機構
理事長 木下 芳一先生
新県立病院の名称が「兵庫県立はりま姫路総合医療センター」と決定し、愛称も「はり姫」に決まったと報告されました。
「はり姫」は「最高の医療より最良の医療のために」運営が行われ、多くの地域住民の協力を得て、基本の機能は高度専門・急性期医療の救急医療の病院として開院すること、また新病院の概要を、エントランス、外来受付、診察室や病室などの病院棟内装工事の写真を提示しながら説明されました。
教育研修棟内に開設する獨協学園の姫路医療系高等教育・研究機構や医療機器、医療材料の開発を行う兵庫県立大学の医産学連携拠点などと連携し、新病院は診療だけではなく、病院棟と教育研修棟が教育、研究やトレーニングを行って高度専門医療を実践できる人材育成の場とするとの説明がありました。
『若手医療従事者への期待について』
学校法人獨協学園
名誉理事長 寺野 彰先生
はじめに、獨協学園・各系列大学の歴史、学園全体の構成、学園と姫路市との関わりなどの紹介がありました。
次に、先生が歩んで来られた足跡、獨協学園が医療系高等教育・研究機構を通じて播磨地域において果たすべき役割、医療系・文系を統合した医療安全体系の確立の重要性について、また、先生の専門分野であるカプセル内視鏡の現状など多岐にわたってお話がありました。
最後に、医療従事者として持つべき心構えや求められる考え方について教示いただくなど、学生への期待と激励の言葉をいただきました。
最後に、清元秀泰姫路市長から、閉会の挨拶があり、盛会のうちに終了しました。
参加学生の感想紹介
将来、医療従事者として働くことを目標にしている学生たちの感想をブログサイト「CANVAS」にて掲載していますのでご覧ください。