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【お礼と報告】創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会

既に、ホームページ上でお知らせしておりましたとおり、『創立30周年記念事業第2弾! 東ちづる氏講演会』(テーマ「心豊かに自分らしく生きる ~よりそう つながる」)が、8月27日(土)13:30より本学講義棟3階創立20周年記念ホールで開催されました。

当日は、多数の参加希望者の中から抽選により選ばれた一般市民の皆様230名をはじめ、ドイツ国際平和村のボランティアOBの方々や本学医療保健学部の学生を合せて約300名の皆様にお越し頂いて、女優としてはもちろん、ドイツ国際平和村のボランティアとして、また、一般社団法人「Get in touch」の理事長として有名な東ちづるさんの講演をお聴き頂きました。

連日猛暑日が続く酷暑の中、ご来場頂き、2時間を超えるイベントにご参加頂きました皆様、また残念ながらご応募頂いたにもかかわらず、抽選の結果ご参加頂けなかった皆様にも厚くお礼申し上げます。以下、当日の様子をご報告致します。

姫路獨協大学 創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会

フォーラムの開催に先立って、道谷副学長より挨拶がありました。 今回の講演会の司会を務めたのは、医療保健学部作業療法学科長の村井弘育教授でした。

基調講演


姫路獨協大学 創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会

姫路獨協大学 創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会

東ちづるさんが参加されているボランティア団体『ドイツ国際平和村』の活動や、そこで暮らす子供たち、ボランティア達の紹介をしながら、子供たちにとって生き辛くなって現在の日本が失ってしまったものなどのお話がありました。また、奉仕する側が人に対して行った奉仕(サービス)に、それを受けた側が喜び、その喜びを見て奉仕した側が喜びを感じるこれを『相互感動・ホスピタリティー』といい、ボランティアは、このホスピタリティーに溢れているので、一度経験したボランティアの多くは、リピーターになるとのお話もありました。このボランティアが感じる相互感動が家族間や友人間などでおこなわれるようになると、心豊かに自分らしく生きることが出来るというお話で締めくくられました。

読み聞かせ


姫路獨協大学 創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会

基調講演の後、ドイツ国際平和村に実在した子供たちや一緒に暮らすボランティアの方々を題材にとり、東さんが自ら執筆された絵本『マリアンナとパルージャ』の読み聞かせが行われました。

対談


姫路獨協大学 創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会

東さんとかつて、ドイツ国際平和村で一緒に職員として活動した経験を持つ本学医療保健学部助教の勝田先生が登壇し、東さんとの対談が行われました。話題は特に、ドイツ国際平和村での思い出や平和村で過ごす子供たちのエピソード、勝田先生が何故、ボランティアとして参加しようと思ったのか、活動するためにどのような準備をしたか等の話題が話されました。その中で、日本人のボランティアは真面目で優秀だが、息の抜き方を知らない人が多いので上手に「手を抜く」ことを覚える必要があり、日本人全体についても同じことが言えるのではないかとの話がありました。

かつて数多くいた平和村のボランティアも、8月現在で2名のみの現状となっており、その原因の一旦として日本の若者の色々なものに対して気力が低下しているからではないかとのお話もありました。

また、初代平和村代表の言葉、いつか平和村が必要でなくなる戦争のない世界になってほしいという旨の言葉の紹介があり、平和というものについてのお話もありました。

 

質疑応答


対談終了後、質疑応答が行われ、参加者の皆さんと意見の交換が行われました。当初は、質問の手を挙げる参加者がありませんでしたが、一人の方が質問を始めると、次々と手が挙がるようになり、予定時間をオーバーする程、活発な質疑応答が行われました。

サイン会


姫路獨協大学 創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会

イベントの終了後、ドイツ国際平和村の方々による募金活動と、収益の一部が活動の資金となる東さんの著書の販売、サイン会も行われました。こちらも大盛況でした。

学生との交流


姫路獨協大学 創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会

講演会後、約30分程度、作業療法学科2回生の学生と東ちづるさん、河原剛さん(世界ウルルン滞在記ディレクター)が交流いたしました。学生の質問に対し、お二方返答下さる形で交流が進みました。ドイツ国際平和村の事はもちろん、リハビリとは、作業療法とは何かに関してもセラピストではない立場の方からの意見としてお話しいただきました。

なお、ドイツ国際平和村の方々が行われた募金活動において、参加者の皆様から多くの募金が寄せられたことに感謝の言葉をお伝え下さいと東さんはじめ平和村スタッフの方々からのお願いがありました。

姫路獨協大学 創立30周年記念事業 第2弾 東ちづるさん講演会