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2011年08月12日

ひらめき☆ときめきサイエンス 開催報告 [薬学部]

平成23年度ひらめきときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ
~KAKENHI 『GFP の「スゴさ」を体験~緑に光るクラゲのタンパク質を使って実験!』~ 開催報告

 平成23年8月6日に、平成23年度ひらめきときめきサイエンスを開催しました。
 この「ひらめきときめきサイエンス」とは、研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、小学校5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。
 今回のプログラムでは、クラゲが持つ緑色蛍光タンパク質(GFP)を中心とした講義と実験を体験していただきました。 はじめに、人間の目が色を感知するメカニズムやそもそも蛍光とは何か?についての講義と身の回りにある蛍光物質を観察してもらいました。
 清涼飲料水などに含まれるビタミンB2に紫外線を当てると蛍光を発する様子を観察してもらい、その後、自分の持っているもので蛍光を発するものがないかどうか調べてもらいました。蛍光色素が身近なものであることを実感してもらえたと思います。
 もちろん、GFPに紫外線を当てると緑色の蛍光を発する様子も観察してもらいました。

 開催の様子1 開催の様子2 開催の様子3
 開催の様子4 開催の様子5 開催の様子6
開催の様子7

午後の実験に備えて、ピペットマンの使い方を練習してもらいました。
お昼休みには、薬草園散策ツアーも行いました。

午後に入り、実験の簡単な説明に続いて、いよいよ実験がスタートです。共焦点レーザー顕微鏡で細胞を観察してもらいました。

開催の様子8 開催の様子9
開催の様子10

こんな画像が撮れました。


試料と試薬を混ぜたり、さまざまな機器を使って吸光度や蛍光強度を測定してもらいました。午前中の練習の成果が出ていました。

 開催の様子11 開催の様子12 開催の様子13
 開催の様子14 開催の様子15 開催の様子16
開催の様子17

盛りだくさんの実験でみなさん疲れたと思います。
クッキータイムで一息。

この後、受講された方全員が未来博士号を授与され、終了となりました。


 今回、実施代表者として初めてこのプログラムを担当させていただきましたが、受講生の方々の「お~!」というどよめきや眼が輝く様子などが、何にも代えがたい喜びであり、励みになりました。
 細かな反省点はあるものの、全体としては受講生の知的好奇心を刺激でき、プログラムを成功させることができたと思います。ティーチングアシスタントとして参加してくれた薬学部の5回生も受講生に対して上手に指導できていたと思います。今後も、様々なかたちで若い世代に対する情報発信を進めていきたいと考えております。また、今回のプログラムでは、申込締切日前に募集定員を超過し、受付を締め切らせていただきました。受講できなかった方々に、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 最後に、今回のプログラムに参加してくださった方々に感謝します。皆さんのおかげで、我々も非常に有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 

文責:薬学部 木下淳