はりま歴史講座「平清盛」第1講を開催 [播磨総合研究所・播磨会]
4月28日(土)、姫路獨協大学創立25周年記念事業の一環として、はりま歴史講座「平清盛」を開催しました。第1講では、大河ドラマ「平清盛」の時代考証でおなじみの高橋昌明先生(神戸大学名誉教授)が、「平清盛がめざしたもの」というテーマで、清盛の革新性について論じられました。
国家の軍事警察権を掌握した平氏政権は、京都六波羅と摂津福原を拠点とする「六波羅幕府」であり、その政治手法は源頼朝の鎌倉幕府に受け継がれた。清盛は高倉上皇・安徳天皇を頂点とする「平氏系新王朝創出」に踏み切り、それにふさわしい都を建設しようとして福原遷都を断行した。
このように、歴史教科書とは全く異なる刺激的なお話に、参加者一同大変満足しました。姫路獨協大学の郷土史講座の復活をかざるのに、まさにふさわしい内容でした。第2講は、5月19日に開催されます。(文責:大塚健洋)