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2012年08月22日

ひらめき☆ときめきサイエンス 『GFP の「スゴさ」を体験~緑に光るクラゲのタンパク質を使って実験!』 開催(報告) [薬学部]

 8月4日、平成24年度ひらめき☆ときめきサイエンスを開催しました。
 この「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは、研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、小学校5・6年生、中学生、高校生のみなさんが、直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムであり、昨年度に引き続き、クラゲが持つ緑色蛍光タンパク質(GFP)を中心とした講義と実験を体験していただきました。

 開講式では、実施者のあいさつに続いて、日本学術振興会研究員としてご参加いただいた京都大学の松田道行先生に科研費の説明をしていただきました。

 午前中に実施した講義では、受講者に光について学んでもらうために、回折格子というものを使って蛍光灯の光が7色に分かれる様子を観察してもらい、人間の目が色を関知するメカニズムについて学んでもらいました。

 次に蛍光の例として、テレビアニメでも取り挙げられることが多いルミノール反応を観察してもらい、その後、清涼飲料水に紫外線を当てると蛍光を発する様子を観察してもらいました。
 その後、自分の持っているもので蛍光を発するものがないかどうか調べてもらいました。蛍光色素が身近なものであることを実感してもらえたと思います。
 もちろん、GFPに紫外線を当てると緑色の蛍光を発する様子も観察してもらいました。

 猛暑の日でしたが、お昼休みには薬草園散策ツアーも行いました。


 午後に入り、実験の簡単な説明に続いて、いよいよ実験がスタートです。共焦点レーザー顕微鏡で細胞を観察してもらいました。



 試薬を混ぜたり、さまざまな機器を使って吸光度や蛍光強度を測定してもらいました。


 この後、受講された方全員が未来博士号を授与され、終了となりました。

 昨年度に引き続き、実施代表者としてこのプログラムを担当させていただきましたが、受講生の方々の「お~!」というどよめきや眼が輝く様子などが、何にも代えがたい喜びであり、励みになりました。


 全体としては受講生の知的好奇心を刺激でき、プログラムを成功させることができたと思います。ティーチングアシスタントとして参加してくれた薬学部の5年次生も受講生に対して上手に指導できていたと思います。今年度も申込締め切り前に募集定員を超過してしまい、受付を締め切らせていただきました。受講できなかった方々に、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 最後に、今回のプログラムに参加してくださった方々に感謝します。みなさんのおかげで、我々も非常に有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。



文責:薬学部 木下淳




ひらめき☆ときめきサイエンスとは? (日本学術振興会へのリンク)