兵庫県まちの寺子屋師範塾 開催(報告) [医療保健学部・地域連携課]
平成24年度のテーマは『発達障害入門 ― 子どもの「育ち」を支える遊び』でした。
10月の第1~第4木曜日にかけて8回シリーズで開催しました。担当教員は7名。作業療法士、言語聴覚療法士、看護師・保健師、心理学や音楽(作曲)の専門家と、多彩な領域から子育て・子育ちについて考え実践する機会としました。
本学で開催する寺子屋師範塾の特徴は、「講義と演習」のあることです。そのため、毎年定員を20名とさせていただいています。今年はお申し込みが多く、30名まで受付をさせていただきました。そして、30名中25名が兵庫県から「修了証書」を受け取ることができました。
参加者のみなさまからは、
- 脳のことを、初めて勉強しました。勉強できたことが嬉しかったです。
- 楽しく遊んでいても、こんなに頭の中で感じたり、考えたり判断をしていたのですね。
- 感覚の一つが遮断される、例えば目が見えなくなるだけで、自分のからだの位置がわからなくなったり、遊びの楽しさが変わることに初めて気づきました。
- おもちゃに触れ、子どもの嬉しい気持ちや楽しい気持ちに近づけたように感じます。
といった言葉が聞かれました。
参加者の多くは、現在、子育ての真っ最中にあったり、すでに「地域の子育て支援」に携わっておられる方々です。
私たちは、こどもの育ちを支えたいと願いつつ、実はこどもに育てられている存在でもあります。
こどもたちに感謝しつつ、また笑顔でお会いできることを楽しみにしています。
(担当者代表 森田惠子)