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2012年11月29日

石暁軍教授が幕末播磨の漢詩人の新史料を発見 [国際交流センター]

 本学の石暁軍教授が、10月13日(土)および20日(土)に、平成24年度林田藩校「敬業館講座」(姫路市教育委員会主催、姫路獨協大学協力)の講師として姫路市林田町にある「敬業館講堂」で講演した際、同館に置かれている六曲屏風に書かれた四百数十字からなる漢詩文が、今まで全く知られていなかった新しい史料であることを発見しました。
 具体的に言えば、同屏風は、「芳野三絶」の一人として知られており、敬業館の教授でもあった河野鉄兜(1825-1867)と中国文人沈浪仙(1802-1862)の交遊関係、および同時代における他の日中文人の交流を反映する貴重な史料であることが初めて判明しました。
 六曲屏風の漢詩文は行草体で書かれているため、内容が長らく明らかになっていないそうです。この屏風の詳細な内容、年代や史料価値などを考察する石教授の論文は、本学の『外国語学部紀要』第26号(2013年3月刊行)に掲載される予定です。