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2013年11月19日

総合教養講座”地域政策と地域貢献” (第8回)開催報告[教務課・地域連携課]

11月13日(水)、姫路観光交流推進室主幹の松本佳久氏を講師にお迎えし、「姫路市における観光の現状と取り組みについて」というテーマでお話しいただきました。講演要旨は以下の通りです。

姫路市の観光行政の量的目標は、「1,000万人集客都市『ひめじ』の実現」で、質的目標は、「『来てよかった』と真に満足していただけるもてなしの都市『ひめじ』の実現」である。平成24年度の姫路市への入込客数は約822万人で、前年度と比べると、B‐1グランプリ参加者約70万人分が減少したが、姫路城への入城者数は約71万人(そのうち外国人は4万9千人)と約10万人増加した。

姫路市は観光の基本政策として、3つの基本政策を掲げている。第1が、おもてなしの心による観光客受け入れ体制の充実、第2が、回遊性向上による多彩な観光の推進、第3が、国際観光・コンベンション都市の実現である。平成24年度の観光集客対策としては、工場夜景ツアーなどの産業観光の推進、姫路城のお堀での乗船体験などの文化観光の推進、しろまるひめの活用、大河ドラマ活動、「天空の白鷺」のPRを行った。

平成27年度以降、姫路城改修工事終了後の観光施策の課題と取り組み方針は、(1)着地型観光の創出(”姫路らしさ”の確立)、(2)滞在型観光の取り組み強化(観光地での滞在時間の増加)、(3)多様な観光情報の提供とおもてなし体制の充実、(4)リニューアルした姫路城への集客対策である。年間200万人前後に登閣者が増えることが予測されるので、国際観光都市にふさわしいインフラ整備を行うとともに、民間活力との協働によって、大河ドラマ「軍師官兵衛」を活用した情報を発信し、姫路城以外の観光素材を提案して、一過性の賑わいに終わらないようにしていきたい。

(文責:大塚健洋)