11月25日(火)、法学部は、兵庫県行政書士会・行政書士ADRセンター兵庫の方々をお招きし、ADR模擬調停を行いました。
法学部では、今年5月、兵庫県行政書士会と学術交流協定を結び、行政書士会から法学部の「特別講義(行政書士講座)」への講師派遣や、行政書士会主催の実務判例研究会への法学部教員の派遣を行ってきました。今日の模擬調停は、その学術交流の一環です。
ADRとは、「Alternative Dispute Resolution(裁判に代替する紛争解決手続あるいは裁判外紛争解決手続)」の略称で、身の回りに起こる様々な法的トラブルについて、裁判を起こすのではなく、当事者以外の第三者に関わってもらいながら解決を図る手続のことを言います。
今日の模擬調停では、「愛護動物(ペットその他の動物)に関する紛争」をテーマに、ADRセンター兵庫所属の行政書士の方々が、調停人、申込人、相手方の三者に分かれ、それぞれの役に徹して熱弁をふるわれていました。模擬調停とはいえ、行政書士の方々の迫真に迫る言動は、受講した学生達にとっても、良い体験になったと思います。
(文責・法学部長 道谷 卓)