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2015年01月08日

総合教養講座「地域政策と地域貢献」(第13回)開催(報告)[教務課・地域連携課]

中間総括を行った第12回に続き、12月18日(木)、姫路市スポーツ振興課課長の松本佳久氏を講師にお迎えし、「スポーツの振興について」というテーマでお話しいただきました。講演要旨は以下の通りです。

スポーツの振興は、平成26年度の姫路市の重点施策の1つに位置付けられている。中長期的視点から、姫路市におけるスポーツが担う役割を明確にし、スポーツに関する施策展開に際しての指針を示すために、スポーツ推進計画の策定を行っている。また、改修工事が終わった姫路球場の活用、総合スポーツ会館プール天井張替工事など体育施設の整備にも取り組んでいる。

平成27年2月22日開催予定の世界遺産姫路城マラソン2015の開催について、1年前、200日前、100日前のイベントを実施しPRに努めた。姫路城をスタートし、名古山霊園、書写山、置塩城跡、塩田温泉周辺をめぐるコースは、日本陸連の公式コースで、姫路の歴史文化を楽しめるように作られている。フルマラソン6,000人の参加者募集に対して、21,468人の応募があった。

平成26年、姫路市在住の20歳以上の男女3,000人対象に、運動・スポーツに関するアンケート調査を行った。主な結果は次の通り。運動・スポーツを行う理由について、男性や若年者は運動・スポーツ好きや仲間との交流の割合が高く、女性や高齢者は健康維持や美容などを重視している。日常的に全く行わない人は世代に関係なく30~40%程度いる。スポーツイベントへの参加は、男性、40~50歳代が比較的積極的である。スポーツ21で活動している人の割合は5%程度であったが、その存在や活動内容を知らない人は70%以上もいた。あればよいと思う施設は、多目的運動場、屋内トレーニング場、屋内プールが多かった。

地域スポーツに関する姫路市の取り組みとしては、総市民健康運動や、市民歩こう会、市民体力テスト会、スポーツクラブ21ひょうご事業、体育施設開放事業、姫路市体育協会、姫路市スポーツ少年団などがある。市民スポーツ大学講座、姉妹都市親善スポーツ交歓会を行い、スポーツ表彰制度も設けている。

今後の課題としては、アマチュアスポーツの支援と強化、老朽化した体育施設の統廃合と再整備、ASハリマなど地域が誇るスポーツチームへの支援が挙げられる。

(文責:講義担当責任者 大塚健洋)