ギリシャやラテンの文化に精通しておられるホーグ先生には、医学や薬学の用語になぜギリシャ語やラテン語に起源をもつものが非常に多いのかについて解説していただけました。紀元前5世紀のヒポクラテスや、紀元1世紀のディオスコリデスといったこれらの分野の開拓者について、人物の紹介のみならず活躍した時代背景を含め、非常に興味深い講義をしていただきました。しかし決して難しすぎず、分かりやすく解説していただいたうえ、講義の中で随所に学生との会話を取り入れられ、非常に中身の濃い講義であったように思います。
ラーセン先生による特別講義では、英語の単語や熟語の持つニュアンスについて絵を交えて丁寧に解説していただきました。用法を誤った英語によって奇妙な印象を与えることがあることなど、ユーモラスな例を交えて若い先生らしくエネルギッシュにお話しいただけました。授業中、学生は随時質問を受けるので、楽しい中にも緊張感のある授業でした。学生たちはこういったやり取りを通して、ナマの英語を体感できたものと思います。