保育園や幼稚園に通う子どもたちは、園生活の中で、劇や器楽合奏、歌など、様々な表現活動の経験をします。それら活動の成果を発表する行事として「生活発表会」があります。現場の先生方は、発表会の内容を考え、子どもたちを指導していくこととなりますが、そのためには、保育者には、そのようなスキルを身に付けることが求められます。本学科では3年次生の「応用実技II」という授業で、そのトレーニングを行っています。
現場で行われる生活発表会というものを理解した上で、学生自ら演目を考え、楽器演奏や演劇を実際に体験してもらいます。学生たちは、より良いものを作り上げるため、仲間たちと話し合いをしながら試行錯誤し、空き時間を見つけては集まって練習を繰り返す、こういった活動時間が、学生たち一人ひとりの考える力を伸ばすことに繋がるので、学生主体ですすめることを大切にしています。