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【報告】『世界自閉症啓発デー』イベント開催[作業療法学科]

今年も元気よくパレードしました!



~作業療法学科が世界自閉症啓発デーのイベントに参加~


毎年4月2日は、自閉症などの発達障碍への理解を深めるため平成19年12月に国連総会において定められた「世界自閉症啓発デー」及び「発達障害啓発週間」です。自閉症とは、脳の発達の仕方の違いから「他の人の気持ちや感情を理解すること」「言葉を適切に使うこと」「新しいことを学習すること」などが苦手であり、一般的な「常識」と思われることを身につけることも苦手です。このため、真面目に取り組んでいても、誤解されることがあります。しかし、自閉症の人たちは、とても「純粋」で、自分の感じたままに話したり、行動したりすることがあり、感覚が過敏であったり記憶が抜群な人もいます。

啓発デーのイベントは、このような自閉症の人たちの行動や態度の意味を理解していただき、愛情をもって支援していただくことを願っての啓発活動です。この普及啓発推進を目的とした活動が現在、世界規模で行われています。ここ姫路市でも様々な団体によるイベントが実施されましたが、本学でも医療保健学部(作業療法学科)の学生が昨年に引き続いてパレードを行いました。

パレードの一行は、1年~3年で構成された総勢25名と作業療法学科助教の勝田茜先生で、自閉症啓発のイメージカラーであるブルーのものを着用し、厚生労働省が発行している啓発チラシ及びブルーの風船、ティッシュを沿道の市民に配布しながら、約2時間をかけてスタート地点である大学正門から花見客で賑わう姫路城、JR姫路駅前まで歩きました。

パレードの引率を務めた勝田茜先生からは、「昨年に引き続き、世界自閉症啓発デーのイベントを作業療法学科で実施しました。学生が主体となり、啓発のためにどのようなことをすればよいのか?と企画し実行しました。今年は、4月1日にウォーキングイベントを実施し、当日の4月2日は姫路実行委員が主体となる啓発イベントにボランティアとして参加しました。両日とも30人ほどの学生がイベントに参加しました。イベントを通し、『自閉症についてもっと知る』『啓発するためにはどうすればよいのか』など作業療法に対する意欲の向上や学生間での繋がりが強まりました。」とのコメントが寄せられました。


本イベントは2018年4月3日(火)の神戸新聞紙面に掲載されました。