平成30年度病院・薬局実務実習報告会が、2月21日（木）に本学薬学部棟1階において開催されました。

5年次生76名は、平成30年度にそれぞれ11週間ずつの病院・薬局実務実習を行ってきました。学生は一般的な臨床の内容はもちろん、それぞれの実習施設で特徴のあることも多く学んできており、実習期間中に興味をもった事柄や、達成感を感じて発表しようと考えたことを、自らまとめてポスター形式で発表しました。

学会と同じスタイルの発表で、実習施設の薬剤師の先生方にもご参加いただきましたので、最初は少し緊張が見られた学生もいました。しかし学内での発表ということもあり、友達にも温かく見守られる中で、自分の伝えたい内容を一生懸命伝えようとしている姿がとても印象的でした。また、現在の実務実習では、患者さんと関わることができる機会を非常に多く取っていただいています。学生自身が患者さんの訴えに耳を傾け、どのように解決して行けばいいのかを積極的に考え、自分なりの提案までして行くような発表内容もあり、学生にとって非常に達成感のある経験ができていることは、教員として非常に嬉しく、またありがたくも思いました。

報告会には、平日の開催にもかかわらず、ご指導を頂いた実習施設の薬剤師の先生方にも多数ご参加いただき、教員一同感謝いたしております。また、当日参加していた4年次生を中心とした下級生も、先輩たちの発表を非常に熱心に聞いており、大いに刺激を受けた様子でした。

実務実習の場では、薬学の勉強のみならず、臨床現場での様々なことを考えてきたと思います。今回の報告会はそのことを振り返る貴重な機会になりました。今後様々な状況においてがんばって欲しいと期待しています。