12月19日(水)、チームWeb代表の小嶋明氏をお招きし、「多様性と可能性」をテーマにお話しいただきました。
チームWebは、「誰を問わず、人としての権利を守り、人権を慈しむ」、「車いすスポーツを通じ、真の豊かな生活を考え、目指す」、「地域社会と共に歩み、ノーマライゼーションの実現をはかる」という基本理念の下に、車いすバスケットボールを通じて、障がい者スポーツの啓発に取り組んでいます。
日本における障がい者人口は、約660万人。20人に1人が障がい者で、およそ5世帯に1人、何らかの障がいを持つ人がいることになる。車いすバスケットボールは、障がい者スポーツのルーツで、現在では、それ以外にもブラインドサッカー、ゴールボール、ボッチャ、スポーツチャンバラなどの種目がある。障がい者スポーツでは、可能性を広げるために様々な工夫がこらされ、たとえば、視覚障がい者のためには、音の出るボールが使われている。
障がい者は、交通事故や労災など、様々な理由で障がいを持つに至っているが、自分にないものを求めず、多様性を信じ、努力を惜しまないこと、自分の可能性を信じることが重要であると、小嶋氏は結論づけられました。
なお、来年1月9日(水)の4限目に、本学体育館において、チームWebによる車いすバスケットの体験会がおこなわれますので、ぜひご参観ください。