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2013年11月28日

「税を考える週間」に関連した「租税教室」開催(報告) [経済情報学部]

 11月20日(水)の4時限に301C教室において、姫路税務署副署長の中川信男氏をお迎えして、「税の役割と税務署の仕事」というテーマで、経済情報学部の2年生を主たる対象に、「社会の会費」である税の大切さについて大学生が大変理解しやすい詳細な資料を基に、90分の授業が短く感じられる充実した内容のご講演を賜りました。ご講演いただきました要旨は以下の通りです。

 姫路税務署副署長の中川信男先生は、以前に税務大学校で税法の講義をご担当されていたなどの輝かしいご経歴をお持ちであり、講演の冒頭で、主な7つのテーマを板書していただき、学生が理解しやすい講演となりました。

 1.税の役割
 2.税制の現状
 3.国税庁の使命
 4.税務署の仕事
 5.適正・公平な税務行政の推進
 6.納税者サービスの向上
 7.税務職員の採用

 日本の歳入と歳出の現状と税が学校教育や科学技術の発展に寄与していることから、日本の豊かで安心して暮らせる未来のために、租税法律主義と租税公平主義に依拠して、租税負担と給付の関係について、小学生、中学生、高校生、大学生など未来の社会を形成する一人一人が11月の税を考える週間を契機の一つとして、考えることが大切である。
 国税庁の使命は、納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現することにある。善良な納税者が課税の公平感を持つことができるように税務行政が運営されている。納税者サービスの充実、国税庁のホームページの充実、社会保障・税番号制度の導入(平成27年秋頃に個人番号・法人番号を通知予定)などの納税者サービスの向上が図られている。税務職員の採用に際して求める人物像として、以下の5つを挙げられた。

 (1)正義感を持って職務に取り組む
 (2)社会経済の変化に対応できる前向きな姿勢
 (3)誰とでも会話ができて、上手くコミュニケーションが図れる
 (4)チャレンジする気持ち
 (5)自分で自分を律すること(法令を遵守)ができる

以上のように大変貴重なご講演内容を賜りました中川信男先生に深く感謝申し上げます。

(文責:経済情報学部 山下和宏)