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2017年04月10日

【報告】2016年度タイ海外研修報告


ASEAN(東南アジア諸国連合)の主要国であるタイ王国で、現地に進出する日系企業の訪問や本学と協力協定を締結している国立ラームカムヘン大学との文化交流を行い国際的な視野を広げることを目的とした学習支援センター主催の海外研修(2月15日(水)~2月25日(土))が実施され、参加者全員が有意義な研修を終え無事帰国しました。

2012年に始まったタイ王国への海外研修は、今年で6回目を迎え、従来のラームカムヘン大学及び現地日本企業訪問(株式会社ニチリン)に加え、現地の医療制度と病院経営について学ぶためにタイ王国国家警察病院・私立バムルンラードを訪ねました。   また、首都バンコクで日本語教師として働く本学卒業生の村崎愛先生(ラームカムヘン大学)、壷坂健先生(タイ商工会議所大学)、井上雅司先生(泰日工業大学)と交流会を行いました。参加した学生達は、卒業生から異国で働くことの楽しさや日本に居ては分からない問題などを直に聞くことが出来、大変な刺激を受けたようです。今回の研修に同行した清水特別教授(人間社会学群所属)からは以下のコメントが寄せられました。


清水 隆明 特別教授

「タイは世界でもいち早く医療ツーリズムを実践している先進国です。タイの病院研修を通して、海外での医療、保健を見据えたキャリアのスタートとして貴重な経験を積む絶好の機会を得ることができました。
タイ王国国家警察病院は、国家公務員を中心に中間層から所得の低い人まで幅広い患者層を支える国立病院の一つです。ここでは病院見学のほか、タイの医療制度の特徴を学ぶとともに日本とタイの病院の違いを学ぶことができました。次に訪問したバムルンラード病院では、先進的な医療ツーリズムの実践病院の現状を学ぶとともに医療技術世界TOP10に選ばれた先端技術を学ぶことができました。
異国で研修することで得られる経験値の中には、語学以外にも、異文化体験、現地の人々との交流、新しい価値観との出会いなど、行かないと味わえない貴重な経験ができます。病院の他、協定先の大学での交流や現地で働く卒業生の体験談や現地に進出している日本企業の見学など、大いに刺激を受けるとともに外国の方との接し方を身につける良い機会にもなりました。このように異国で研修することで得られる経験値の中には、語学以外にも、異文化体験、現地の人々との交流、新しい価値観との出会いなど、行かないと味わえない貴重な経験ができるプログラムになりました。」