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2019年09月30日
医療保健学部・薬学部

薬学部5年生の黒涼菜さんが、第32回バイオメディカル分析科学シンポジウムで星野賞(優秀発表賞)を受賞!

2019年8月23日~24日に西東京市の武蔵野大学で開催された「第32回バイオメディカル分析科学シンポジウム」において、薬学部生物分析化学研究室・5年生の黒涼菜さんがポスター発表した論文「人工分子ARFを活用したユビキチン結合酵素活性の特異的検出」が、学生部門の『星野賞(優秀発表賞)』を受賞しました。

バイオメディカル分析科学シンポジウムは、日本薬学会物理系薬学部会が主催する日本薬学会公認の正式なシンポジウムです。今年度のシンポジウムでは、一般演題全体の中から7題のみが受賞となりました。今回の黒さんの受賞は、国立大学(東大、東北大、北大)や有名私立大学(慶應大、立命館大)などからの受賞者が名を連ねる中での活躍でした。

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星野賞は、薬学者として世の中に貢献することを目指しながら道半ばで早世された星野彩さんの志を想い、ご両親・ご家族のご支援を受けて、2012年よりバイオメディカル分析科学シンポジウムに設置された賞です。

星野賞は、一般演題を発表した若手研究者や学生による発表を対象とし、その年のバイオメディカル分析科学シンポジウムにおいて学術的に秀でた発表を行った研究者に与えられるたいへん栄誉ある賞です。受賞者には賞状だけでなく、立派な楯と次の学会出張における旅費助成金「Hoshino Travel Grant」という副賞も与えられます。

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生物分析化学研究室では、かねてより宮本和英准教授を中心に、革新的ながん診断法の開発に向けて、生体内でユビキチン化反応に関わるE2酵素(ユビキチン結合酵素)の活性を簡便に捉えることができる検出システムの構築を進めてきました。今回の黒さんの受賞で、学術学会における、本研究テーマに関わる本学薬学部学生の受賞は4件目になります。

今後、この研究をさらに推進させることにより、疾患特異的な診断システムの開発が期待されます。

生物分析化学研究室のHPはこちら